CAREER PATH
大阪本店 設備部
課長(チーフエンジニア)
池之上 英倫
2015年入社(転職時年齢:42歳)
※所属・役職、掲載内容等は
すべて取材当時のものです
竹中工務店に
入社する前の仕事
新卒で入社した設備系サブコンでは、主に空調設備の施工管理に携わりました。約10年半勤め、一級管工事施工管理技士などの資格も取得。その後、鹿児島県の公益法人に移り、工事の発注者の立場を経験しました。
CAREER START2015年入社
CAREER STEP#01
社会人1年目~19年目
役職
担当
仕事内容
設備施工管理
実家が設備会社を営んでいたこともあり、大学卒業後、設備系サブコンに就職しました。一口に設備といっても、電気や給排水、衛生、空調、昇降機などさまざまあります。私はその中で主に空調設備を担当しました。工事を進めるにあたって、他の設備施工管理や建築施工管理との連携の重要性を学びました。その後、父親の体調不良を機に地元の鹿児島県へ戻ることに。家業を継ぐつもりでしたが、諸般の事情を鑑み県内の公益法人に転職しました。国や県、市町村からの受託事業や審査・検査、公的住宅の維持管理など、住宅・建築に関する事業を展開する団体で、工事を発注する側の立場になります。前職は受注側だったため、最初は戸惑いを覚えました。
CAREER STEP#02
竹中工務店入社1年目~5年目
所属
大阪本店 設備部
設備施工2グループ
役職
主任
仕事内容
設備施工管理
結局家業は兄が継ぐことになり、私は再度自身のキャリアを見つめ直しました。前職および前々職の経験を生かしゼネコンを志望する中、最終的に竹中工務店を選んだのは、設備部門に重きを置いて建築に取り組んでおり、設備担当者がイキイキと働き、プロジェクトの要となっている姿に魅力を感じたからです。入社後は、技術の伝承が品質保証体系として確立されていて、更に定期的に見直しや改善が図られることでスパイラルアップし、関係部署にも水平展開されていることにまず驚きました。データやマニュアルも整備されており、空調だけではなく他の設備の施工管理も担当しながら、自身の仕事の幅をどんどん広げることができました。特に印象に残っているのは、大阪市内の大型商業施設の建替工事です。建物を解体する際に、直結する地下鉄に影響が及ぶため、計画を立てる上での詳細調査に余念がなく、電気配線を隅々まで調べた上で綿密な改修計画を立てました。関係者全員の責任感が強く、徹底的にこだわる姿勢がありました。
CAREER STEP#03
竹中工務店入社6年目~現在
所属
九州支店 生産統括部
設備部門
大阪本店 設備部
設備施工1グループ
役職
課長(チーフエンジニア)
仕事内容
設備施工管理
九州支店では13万㎡ほどの大型商業施設のほか、サッカースタジアム・アリーナ・ホテル・商業施設・オフィスからなる大型複合施設の施工管理にも携わりました。また、BIM(※)を積極的に活用した設計および施工計画段階のフロントローディングを作業所のリーダーとして推進、生産効率の向上や手戻り・ミスの削減、工期短縮、コミュニケーションの円滑化に努めました。現在着任している大阪本店では、これまでの経験により、チーフエンジニアとして、工事計画の立案、品質・安全の確保、コストやスケジュールの管理の協力会社への指示出し、発注者・設計者との打ち合わせなどの総合的な運営を任されています。チームマネジメントにおいては、確認作業を徹底し無駄をなくすこと。部下には常々、「分からないことを放置しないように」と指導しています。
「Building Information Modeling(ビルディング・インフォメーション・モデリング)」の略で、建築物の設計、施工、維持管理などの情報を3Dモデルと連携させて一元管理する手法。

今後取り組みたいこと
九州支店でのBIMとの出会いが、私の人生のターニングポイントになりました。建設業界では2024年4月から時間外労働の上限規制が適用され。工期が明確に決まっている中で、遅れを残業でカバーすることはもうできません。現在私は作業所において責任ある立場を任されており、時間外労働規制の厳守や人員不足を補う生産性向上を計画・実施することが使命です。BIMに対する意識改革と環境整備は必要不可欠であり、作業所の関係者全員がその価値を理解できるよう、標準仕様や運用ルールの策定、情報共有ルールの明確化などに寄与して貢献していきたいと考えています。







