INTERVIEW
PEOPLE #08
建設業界のIT化を推進し、新たな業務スタイルを
確立する。
KENTA
MATSUOKA
松岡 健太
九州支店 作業所 / 作業所次席
2016年入社(転職時年齢:34歳)
※所属・役職、掲載内容等は
すべて取材当時のものです
竹中工務店に
転職した理由
以前は建設業界専門の人材派遣会社に勤めていました。大手ゼネコンに派遣される機会も多く、複数社からスカウトを受けましたが、竹中工務店を選んだのは、当時外部人材だった私とも同僚のように温かく接してくれ、「この人たちと一緒にものづくりがしたい」と心から思えたからです。人を大切にする企業文化に強く惹かれました。
Q.現在はどのような
仕事内容ですか?
A.積極的にBIMを用いて、
付加価値の高いものづくりを。
福岡市内の分譲マンションの建設現場にて、作業所次席(副所長)という重要なポジションを務めています。プロジェクトの初期段階から、施工計画、品質、コスト、安全、生産性などを考慮し、詳細な工事計画をつくり込んでいきます。前職時代に磨いた図面力(設計図を施工図に変換する能力)や、東京本店プロダクト部在籍時に習得したBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング=建物に関するあらゆる情報を3Dモデルで一元管理する手法)に関する専門知識が、現在の作業所でも大いに活用できていると感じます。新しい手法にも積極的に挑戦し、付加価値の高いものづくりに取り組むとともに、次世代への技術伝承も重要な役割として担っています。
Q.竹中工務店に
転職した感想は?
A.有益な情報を貪欲に収集し、
幅広い分野の知識を身につける。
入社してまず驚いたのは、情報量の多さです。業務連絡のほか、安全・品質に関するお知らせなど、毎日大量のメールが届きました。社内用語の理解に最初は苦労したのを覚えています。また多くの研修が頻繁にあり、最初は通常業務とのバランスをとるのが大変でしたが、今ではすっかり慣れ、有益な情報を積極的に収集し、幅広い分野の知識を身につけることに大きな喜びを感じています。外部人材として関わっている頃から、竹中工務店は常にお客様の立場に立って物事を考え、熱い想いと高い技術力を持って作品づくりをしていると感じていましたが、その印象は入社後もまったく変わりません。おかげで、大きなやりがいを感じながら日々の業務に取り組むことができています。
Q.竹中工務店で
実現できたことは?
A.設計図で工事ができる
仕組みの構築を目指して。
ものづくりの最前線で作業所次席という重要な責任を担い、ようやく自分の想いを具体的な形にできるようになってきたと感じます。私は入社3年目の頃から、(施工図ではなく)設計図で工事ができる革新的な仕組みの構築を目指していました。建設業界はIT後進業界と言われがちですが、それだけに改革の可能性と伸び代が非常に大きいです。キャリアパスの選択肢として作業所長になることも当然視野に入れていますが、新たな業務スタイルを生み出し、会社や業界全体に大きなインパクトを与えたいとも考えています。つくり込みによる設計と作業所の協業は、自身の目標への重要な第一歩。BIM・デジタルマネージャーの立場でIT化を積極的に推進し、現場の施工フェーズでその有効性を着実に立証しているところです。
竹中工務店をより良くするために
ITの力で現場を動かせる
人材を育てていく。
現在の作業所は、九州支店で初めてデジタルアシスタントを配置した先進的な作業所です。デジタルアシスタントの役割はITツールの使用法を現場の作業員にレクチャーすることで、私はデジタルマネージャーとして彼らを統括する立場にあります。さまざまなツールが導入され、確実に便利になっているのは事実です。ただ、建築の根幹部分は作業員の経験値に頼るところがまだまだ大きく、さらなる改善の余地があると感じています。つくり込みによる生産性向上はもちろん、設計・作業所BIM協業の新たな形を実現するとともに、それを担う次世代人材を積極的に育てていきたいです。業界全体の発展に貢献できる人材育成が、今後の重要な使命だと考えています。
OFFの過ごし方
休日はよく同僚とゴルフに行きます。テニス経験者で、体の回転の仕方やフェース面の使い方など共通点も多く、ある程度狙った方向には打てるのですが、変にボールを飛ばすことに快感を覚え常に“マン振り”です(苦笑)









