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2015年「日本建築学会賞」で技術、教育貢献、作品選奨の3部門を受賞

お知らせ

2015年5月22日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:宮下正裕)は、4月21日に発表された2015年「日本建築学会賞」において、「日本建築学会賞(技術)」、「日本建築学会教育賞(教育貢献)」、「日本建築学会作品選奨」の3部門を受賞しました。

今回、受賞したのは、当社の「押込み・引抜きに高耐力を有する多段拡径杭工法の開発と適用展開」(技術)、「体験型研修施設による建築技術者の育成及び教育関係者・学生への建築研修プログラムの実施」(教育貢献)、「大阪木材仲買会館」(作品選奨)です。当社では今後も、魅力ある建築作品、社会に貢献しうる技術を創出できるよう一層の努力を重ねてまいります。

日本建築学会賞URL: https://www.aij.or.jp/2015/2015prize.html


2015年日本建築学会賞(技術)
 「押込み・引抜きに高耐力を有する多段拡径杭工法の開発と適用展開」

近年、建物の高層化・用途の多様化に伴い、常時および地震時に基礎に大きな押込み力のかかる建物が増加しています。また、塔状建物の基礎に地震時に作用する引抜き力や、地下の深い低層建物の基礎に作用する常時の浮力対策も基礎構造設計上の重要な課題となっています。
多段拡径場所打ちコンクリート杭(以下、多段拡径杭)工法は、杭の先端や軸部に節部を設けることにより、押込み・引抜きに対して大きな抵抗力を発揮します。今般の工法開発では、理論的考察、解析・実験に基づき、押込み・引抜きに対する大きな支持力を実証するとともに、その評価方法を確立しました。また、新たに専用の掘削機械を開発し、施工法および施工管理法を確立しました。多段拡径杭工法はこれまで30件以上の実プロジェクトに適用され、新しい建物の要求性能を満たすとともに、建設汚泥や掘削土等の建設副産物の削減による環境負荷の低減に貢献しています。
今後も、更に多様化する建物の設計自由度を拡大しうる基礎工法として、多くの建物への適用が期待されています。

工法概要

杭に引抜き抵抗力を期待する例


  受賞者

竹中工務店技術研究所青木 雅路
竹中工務店技術研究所平井 芳雄
竹中工務店技術研究所若井 修一
竹中工務店東京本店設計部田村 彰男



2015年日本建築学会教育賞(教育貢献)
「体験型研修施設による建築技術者の育成及び教育関係者・学生への建築研修プログラムの実施」

当社では、実際の施工現場を模した体験型の研修施設「竹中技術実務研修センター『想』」を2011年に設立し、見て・触れて・体得する実務研修を行ってきました。
「品質のつくり込みのプロセスを確実に次世代に伝承する」という基本方針のもと、実物大の躯体を用いた研修専用施設はゼネコンとして初の取組みです。
研修の実施、プログラムの改善は研修センター長のもと、専任講師1名と各本支店から選出された100名を超える兼務講師が行い、年代に応じて初・中・上級と段階別のプログラムを実施しています。また研修施設の有効性を踏まえ、タイにも同様の施設を建設し実地に学ぶプログラムを通じた東南アジアにおける建設技術の向上も図っています。 さらに社員研修だけではなく教育関係者・学生への「建築」教育プログラムも実施し、社会全体に対し、建築への理解が深まることに貢献しています。
建物の品質問題は建築業界にとって喫緊の課題です。今後も当社では、品質のつくり込みのプロセスを次世代へ伝承し、建物品質の向上に資する人材を育成していきます。


2015年日本建築学会作品選奨・作品選集新人賞
「大阪木材仲買会館」

大阪木材仲買会館は、環境保護や森林資源の維持・活用の視点から近年脚光を浴びつつある木材を、内外にふんだんに用いることで実現した木の殿堂です。当社が開発した3層式の耐火集成材(燃エンウッド®)により、鉄筋コンクリートと同等のスパン(柱と柱の距離)9mの建築空間での木造建築を実現しました。
また当建物は、都市部における新しい木材建築の普及モデルとして、公共・民間建築における木造・木質化に貢献することが期待されています。


  受賞者

竹中工務店大阪本店設計部白波瀬智幸
竹中工務店大阪本店設計部興津 俊宏


なお、40歳未満の作品選集掲載作品の筆頭設計者に与えられる2015年日本建築学「作品選集新人賞」に、当社の白波瀬智幸が選ばれました。

建物概要

名称 大阪木材仲買会館
所在地 大阪市西区南堀江4-18-10
用途 事務所
階数 地上3階
構造種別 木造+RC造(一部S造、SRC造)
建築主 大阪木材仲仲買共同組合
代替テキスト

日本建築学会賞

一般社団法人日本建築学会が設けている国内で最も権威のある建築の賞とされ、日本国内における建築・建設分野で功績をあげた個人・団体を称え授与されます。
「日本建築学会賞(技術)」は、近年中に完成した建築にかかわる技術の発展に寄与し、優れた成果に結実した技術に与えられます。
「教育賞(教育貢献)」は、近年中に実践され、建築教育の発展に貢献した教育プログラム・教材等の業績に与えられます。 「作品選奨」は、その年の作品選集掲載作品のうち特に優れた作品に与えられます。