竹中グループ経営ビジョンと中期経営計画2030
多様なステークホルダーとビジョンを共有し、グループ全体で未来社会におけるプレゼンスを高めていく
当社グループは経営理念である「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」ことを使命とし、社是、メッセージに込めた誓いをもとに、手掛ける作品の一つひとつを丹精込めてつくってきました。そして、お客様満足や社会の信用を得て企業の社会的価値を高める「品質経営基本方針」に則った活動を継続しています。一方、私たちを取り巻くステークホルダーが多様化する中で、建築や建設に求められる機能や価値も変化してきています。
当社グループが未来社会においてプレゼンスを高めていくために、中長期的な視点でグループの各事業がともに目指す方向性を「グループ経営ビジョン」と「グループ方針」にまとめました。各事業では、グループ経営ビジョンを実現するために具現化した戦略を展開し、それらを支える経営基盤戦略でより強固なものとしていきます。併せて、グループ各社では事業戦略に沿った個社の方針と事業計画を定め実行に移していきます。
サステナブルからリジェネラティブへ
これまでの取り組み
竹中グループは2014年から2025年に至るまでのグループ成長戦略を策定し、時代や社会が要請する建築や「まちづくり」を通して、他社に先駆け一早く健康・快適で豊かな暮らしや、人々の多様性を尊重したサステナブル社会の実現に貢献するとともに、地球環境への取り組みを進めてきました。
これまでに「まちづくり」という概念は広く社会に浸透し、当社グループとしての取り組みもその成果として挙げられると考えています。
これからの取り組み
サステナブルという活動は、地球への環境負荷をスローダウンさせていくネガティブな影響を減らす活動でしたが、気候変動・災害・紛争・少子高齢化やテクノロジーの加速度的な発展など、社会環境は人々の予測を超えるスピードで変化を続けており、地球の限界(Planetary Boundaries)を超える時代に入りつつあります。この劇的な変化に対応していくためにはポジティブな影響を意図的に生み出していくことが不可欠です。
地球をより健全で豊かな状態で未来の世代に引き継いでいくためには、人・組織・社会システムなどあらゆる領域でポジティブな影響を意図的に生み出していく「リジェネラティブ(再活性)」な考え方や姿勢を持ち続ける必要があります。
新たな価値を創造して社会の要求にこたえるために、「リジェネラティブ」な考え方と姿勢で重点3分野にグループで統合的に取り組む
グループで取り組む重点3分野
環境共創 - 人と自然をつなぐ
- ・脱炭素
- 風力、地熱、バイオマス発電などのグループ再エネ発電事業の推進、ZEB建築の推進
- ・資源循環
- 廃棄物を生み出さない設計・施工による「サーキュラーデザインビルド®」の実現
- ・自然共生
- グリーンインフラ・生物多様性保全の研究開発を通じた自然共生サイトの展開
森林資源の保全・回復活動の推進
技術革新・DX - 新価値創造への挑戦
- ・建設プロセスのスマート化技術
- ・バリューアップ提案を含む環境・豊かな暮らしを実現する商品・サービスの展開
- ・事業活動及び建物・まち・人のデータを活用し新価値創造を推進
- ・建設AI・ロボットを活用した建設革新
- ・宇宙建築などのフロンティア領域
人材活躍 - 人づくり・場づくり
- ・多様な働き方の実現による個のキャリア充実と組織活性化に向けた成長機会の創出
- ・DE&Iの推進による多様な人材の活躍
- ・魅力づけ・エンゲージメント向上(人的資本への積極的な投資)
- ・社会・事業環境の変化に対応する人材を育む
- ・グループ・グローバル経営基盤の強化
グループ経営ビジョンと中期経営計画2030
リジェネラティブな概念に基づくグループ経営ビジョンの制定
昨年、当社グループとして経営理念及び社是を始めとした体系を整理し、ビジョンや諸方針を更新しました。その中でも特に前述したグループで取り組む重点3分野とリジェネラティブの概念をもって、中長期的にグループで各事業の目指す姿と方向性を示す「グループ経営ビジョン」として改定しました。
併せて、理念・方針体系を整理したうえで、中期経営計画2030を制定しました。
中核となる事業戦略と経営基盤戦略
グループ経営ビジョンを受け、「環境戦略2050」をベースとした、グループの事業領域それぞれで「つくる・まもる・いかす」というライフサイクルの視点に立ち、中期経営計画を制定しました。
「中期経営計画2030」は、「6つの中核事業戦略」と「4つの経営基盤戦略」で構成されています。
「中核事業戦略」は、国内建築、海外建築、開発、土木、建物管理、新規において、それぞれの事業活動を展開します。
「経営基盤戦略」は技術、デジタル、人材、広報・ブランドで中核事業戦略を横断的に支え、グループ連携を強化していきます。
これらの「グループ経営ビジョン」と「中期経営計画2030」を、本年1月から竹中グループで実施しています。
環境戦略2050
中期経営計画における中核事業戦略
国内建築事業戦略
海外建築事業戦略
開発事業戦略
土木事業戦略
建物管理事業戦略
新規事業戦略
中期経営計画における経営基盤戦略
技術戦略
デジタル戦略
人材戦略
広報・ブランド戦略
