英国の「ジャパン・ハウス ロンドン」で、竹中大工道具館による「The Craft of Carpentry: Drawing Life from Japan’s Forests 木の命を汲む人」展を開催
2025年3月12日
株式会社竹中工務店
イギリス ロンドン市にあるジャパン・ハウス ロンドンの主催で、日本人独特の自然に対する畏敬の念と、日本の風土や自然環境が培ってきた職人の技と心に焦点をあてた展覧会「The Craft of Carpentry: Drawing Life from Japan’s Forests 木の命を汲む人」展が2025年3月12日から開催されています。公益財団法人 竹中大工道具館(館長:河崎 敦子)はこの展覧会を企画、所蔵する大工道具、実物大模型等を提供し、展示内容を監修しています。
当展覧会では、日本の社寺建築を支え続けてきた「堂宮大工」と、茶室をはじめとする日本の伝統的建物を手がける「数寄屋大工」、そして世界に誇る日本の代表的な木造建築技術「木組」の三つの側面から日本の木工文化とは何かを探るものです。
「The Craft of Carpentry: Drawing Life from Japan’s Forests 木の命を汲む人」展の概要
| 開催期間 | 2025年3月12日(水)~2025年7月6日(日) |
|---|---|
| 場所 | ジャパン・ハウス ロンドン 101-111 Kensington High Street, London, W8 5SA |
| 時間 | 月曜日~土曜日|10:00~20:00 日曜日・祝日 |12:00~18:00 |
| 入場 | 無料 |
| キュレーター | 西山マルセーロ(竹中大工道具館) |
| 空間構成デザイン | 西山マルセーロ |
| グラフィックデザイン | 大溝裕 |
| 協賛 | Takenaka Europe GmbH、Epson UK Ltd、Yamaha Music Europe GmbH |
ジャパン・ハウス ロンドン について
ジャパン・ハウス ロンドンは、日本文化への関心が高まる欧州の拠点として、ロンドン市内の文化的、商業的建造物が多く所在するエリアの目抜き通りケンジントン・ハイストリートに2018年6月に開館しました。アールデコ調の歴史的建造物の中の3フロアにわたり、展示ギャラリー、多目的スペース、ライブラリー、レストラン、カフェ、ショップ、観光案内コーナーを備えた複合施設として、アート、デザイン、食、建築、テクノロジーなど日本の多様な魅力を通して、真の日本との出会いを現地の人々に提供しています。
海外巡回展について
竹中大工道具館では、日本の伝統的な木造建築と、それを生み出す多種多様な大工道具、その背景にあるものづくりの精神を世界各地に紹介してきました。
2014年のアメリカ(ボストン)のハーバード大学での展覧会から始まり、フィンランド(ヘルシンキ)、中国(寧波)、2021年のアメリカ(ニューヨーク)、2022年のポーランド(クラクフ)のマンガミュージアム、2023年にはフランス(パリ)のパリ日本文化会館にて、同館と竹中大工道具館の共催で「工匠たちの技と心―日本の伝統木造建築を探る」と題して展覧会を開催しました。
