「サーキュラーエコノミー」に関する公開セミナーを開催

竹中工務店は、9月4日に、有識者や建築主、メーカーの方をお招きして、公開セミナー「Circle・さーくる」を新橋・堀ビルにて開催しました。

昨年、プラスチック資源循環促進法が施行され、プラスチックに関するサーキュラーエコノミーの実現が求められるなど、昨今、サーキュラーエコノミーが注目されています。こうした中、「サーキュラーエコノミー」に関する社内外の関係者の知見を深め、当社の取り組みを推進するとともに多くのパートナーと一緒に建設領域におけるサーキュラーエコノミーを実現するために、公開セミナーを開催しました。
当日は「サーキュラーエコノミー実践（学芸出版社）」の著者である安居昭博氏によるオランダをはじめとした海外での「サーキュラーエコノミー」の最新の取り組みを中心とした基調講演のほか、デベロッパー、メーカー、当社設計部員が登壇し、それぞれの立場において、サーキュラーエコノミーへの取り組み事例等を紹介しました。最後に安居氏を含めた登壇者とのパネルディスカッションを行いました。会場およびオンラインを含めて社内外の約200名の方が聴講しました。

当社は2020年より建設領域へのサーキュラーエコノミーの展開を見据え、グループ会社を含めた検討体制を構築しています。現在、当社が取組むサーキュラーエコノミーの展開は、「つくる循環」と「つかう循環」の2つの視点で、設計や施工の段階と建物活用の段階のそれぞれで、技術とサービスの開発を進めています。設計及び施工段階でリユース・リサイクル建材の選択や、解体を考慮した設計手法検討などへと繋げる考え方と実践に関する当社の取組みを「サーキュラーデザインビルド®」と称し、今般、商標登録を行いました。
今後も、当社は、社内外の関係者との対話を重ね、協力体制を整えながら、「サーキュラーデザインビルド」に関する取り組みを推進していきます。