四足歩行ロボット「Spot」の災害現場における適用性確認実験に参画

2024年3月19日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:佐々木正人)は、特定非営利活動(NPO)法人 日本災害救助活動支援隊※1の要請を受け、2024年3月8日に、災害現場における四足歩行ロボット「Spot※2」の適用性を確認する実証実験に参画しました。実証実験には当社保有の「Spot」を活用しました。

定期的に救助訓練などの活動を行うNPO法人 日本災害救助活動支援隊は、千葉県白子町の旧病院施設を危険な災害現場と想定して、情報収集などの初動活動や救助に活用する技術の実証実験を行っています。

本実験では、屋外からの遠隔操縦によってSpotを施設の奥深くまで進入させ、内部の状況を忠実に反映した3次元マップを作成しました。また、Spotに搭載したカメラの映像から、ガレキや残置物に見立てた対象物をリアルタイムに把握しました。このように、Spotは災害現場における初動の情報収集においても有効活用できることが確認されました。

遠隔操作で施設内に進入
遠隔操作で施設内に進入
施設内を探査中
施設内を探査中

自然災害の多い日本において、建設関連企業は災害発生後の救助・復旧活動に重要な役割を果たすものと自負しています。当社は今後も、建設現場のみならず災害現場においてもSpotを活用すべく、技術の向上に取り組んでまいります。