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「基礎免震+中間階集中制振」を採用した免制振ハイブリッド構造で安全・安心の
「プレミアムセイフティビル®」を実現

~「読売テレビ新社屋」に初適用~

リリース

2019年7月5日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:佐々木正人)は、「基礎免震+中間階集中制振」(特許出願済)による免制振ハイブリッド構造を採用することで、最高水準の安全性、安心感を備えた「プレミアムセイフティビル」を「読売テレビ新社屋」に初適用しました。
近年、東北地方太平洋沖地震、熊本地震をはじめとする大地震の発生と南海トラフ地震の発生の切迫性の高まりにより、日本国内での耐震安全性に対する関心が高まっています。このような社会背景のもと、当社は、最高水準の安全性とハイグレードな安心感を兼ね備えた「プレミアムセイフティビル」を提唱し、実現のための技術開発を進めてきました。
「読売テレビ新社屋」では、「基礎免震+中間階集中制振」を採用し、最上階の加速度(揺れ)を一般的な基礎免震構造と比べて約40%低減しました。大地震時でも、構造体や仕上げ材の損傷を最小限に抑え、高層部の建物の揺れを制御することで家具等の転倒被害を抑制し、ハイグレードな「安全・安心」性能を備える「プレミアムセイフティビル」を実現しています。

「読売テレビ新社屋」南面外観

「読売テレビ新社屋」南面外観

基礎免震+中間階集中制振

一般に建物の低層部分の平面積が大きく広がっていて、中間階で建物平面形状が切り替わり、細長い高層部分が塔状に伸びている基壇形状の建物では、高層部分において上階ほど加速度が大きくなる傾向(以下、「むち振り現象」)があります。
そこで、基礎免震に加えて、低層部と高層部の切り替わり位置に、制振ダンパーにより地震エネルギーを吸収して揺れを抑える集中制振架構を設けた「基礎免震+中間階集中制振」を採用することで、「むち振り現象」による加速度の増加を有効に抑制します。
「読売テレビ新社屋」では、「基礎免震+中間階集中制振」を採用することにより、集中制振を設けない場合に比べて、高層階の応答加速度を約40%低減しました。さらに、通常の設計に用いる地震動を大きく超えたエネルギーを持つ上町断層地震や熊本地震等の地震データを用いた解析による安全性の検証を行い、「基礎免震+中間階集中制振」が十分な効果を発揮して、安全に建物が使えることを確認しました。
中間階に集中して制振ダンパーを配置することで、高層部上階にある執務スペースの動線や眺望を妨げず、建築空間を最大限に利用できます。

「基礎免震+中間階集中制振」架構概念図

「基礎免震+中間階集中制振」架構概念図



中間階集中制振の効果の概念図

中間階集中制振の効果の概念図



従来免震との加速度(揺れ)の比較

従来免震との加速度(揺れ)の比較


「読売テレビ新社屋」建物概要

建築主 讀賣テレビ放送株式会社
建築地 大阪市中央区
建物用途 テレビスタジオ・オフィス
構造種別 RC・S・SRC・CFT造
階数 地下1階、地上17階、塔屋2階
建物高さ 85.07m
延床面積 約51,000m2
設計・施工 竹中工務店
工期 2016年11月~2019年1月