大阪・関西万博 Dialogue Theater-いのちのあかし-「森の集会所」に「木の国-日本」を出展します
2025年7月9日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:佐々木正人)は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、映画作家の河瀨直美氏がプロデューサーを務める、シグネチャーパビリオン「Dialogue Theater-いのちのあかし-」(シルバーパートナーとして協賛)に開設されている「森の集会所」に「木の国-日本」と題した展示を行います(期間 7月26日~8月3日)。
本展は、「木造建築文化を大切にする竹中工務店」を広く知っていただける展示となっています。
展示内容
Ⅰ.【伝統木造から近代建設業へ】400年以上続く建築専業としての棟梁精神
竹中工務店の歴史は、織田家の普請奉行を務めた竹中藤兵衛正高にさかのぼることができます。堂宮大工として、名古屋を中心に社寺仏閣の造営に努め、今日まで400年にわたる歴史を刻んできました。
三重県に現存する正福寺の実物大の木組み模型をご覧いただきながら、資材と職人を手配し、設計から施工にいたる建設のすべてを統率した、棟梁の精神をご紹介します。

Ⅱ.【竹中大工道具館】未来へ伝えたい匠の技と心
大工道具を文化遺産として後世に伝えることを目的に1984年に設立されたのが、日本で唯一の大工道具の博物館「竹中大工道具館」です。木造建築をつくり続けてきた、日本人ならではの美意識や心遣いが、大工道具には秘められています。「道具」を使いこなす「人」の技と知恵、そこから生まれる「建築」、そして、長い年月に培われた「木」の文化をご紹介します。

Ⅲ.【木造モダニズム「聴竹居」】建築家・藤井厚二が創った100年前の最先端住宅
京都府大山崎町の天王山の麓にある「聴竹居」は1928年に建てられた建築家・藤井厚二の5回目の自邸です。かつて竹中工務店に在籍した藤井は海外視察で見聞した欧米の生活様式と日本人の感性や日本の気候風土に適合させた「日本の住宅」の理想形を追求すべく住宅の改良を続けました。「聴竹居」は、その取組みの最終形で、木造モダニズム建築の傑作として2017年に国の重要文化財に指定されています。

Ⅳ.「木の国-日本」の伝統を未来へ繋ぐ“現代都市木造”への挑戦
近年は、中高層建築物において鉄骨造・鉄筋コンクリート造が主流の中、木造木質建築に関わる技術の発展と国産木材の利用拡大の必要性から、日本でも木造木質建築を推進する時代を迎えています。竹中工務店は、耐火木造技術などの技術開発を進めながら、日本各地で、木で建てられた、都市のビルー“都市木造”―建築を着実に実現しており、これまで培ってきた、企画・デザイン力、技術力をご紹介します。

Alta Ligna Tower(アルタ・リグナ・タワー)
展示概要
展示名称 | 「木の国-日本」 木造建築文化を大切にする竹中工務店 |
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会期 | 2025年7月26日(土)~8月3日(日) |
会場 | シグネチャーパビリオン Dialogue Theater-いのちのあかし-「森の集会所」 |
開場時間 | 9:00 – 21:00 |
公式HP | https://expo2025-inochinoakashi.com/ |
主催・企画 | 株式会社竹中工務店 公益財団法人竹中大工道具館 一般社団法人聴竹居倶楽部 |
Dialogue Theater-いのちのあかし―(配置図)

森の集会所(配置図)
