竹中工務店、JCLPが制定した記念日「暑すぎる夏を終わらせる日」に賛同8月8日を、気候変動を“自分ごと”にする契機に~「この暑さに、慣れてはいけない。」~

2025年8月8日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:佐々木正人)は、この度、一般社団法人日本気候リーダーズ・パートナーシップ(以下「JCLP」)が新たに制定した記念日「暑すぎる夏を終わらせる日」の趣旨に賛同し、この記念日を起点とした情報発信を行い、竹中グループとして実施している各種の施策を新たな決意で継続していくことにいたしました。
JCLPは、2025年8月8日、毎年8月8日を「暑すぎる夏を終わらせる日」として、一般社団法人日本記念日協会に登録し、この記念日を起点としたアクションを、一般社団法人日本ご当地キャラクター協会、一般社団法人ジャパンサステナブルファッションアライアンス、NPO法人気象キャスターネットワークとともに行うことを発表しました。

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新記念日・「暑すぎる夏を終わらせる日」とは

日本各地で連日猛暑日が続く昨今、熱中症による死傷者の増加や労働・農業への影響、水害をはじめとする社会インフラの負荷拡大など、気候変動の影響が私たちの暮らしに深刻な形で現れています。にもかかわらず、こうした猛暑について「暑さ」としての言及はあっても「気候変動」と結びつけた報道や議論は限定的であり、気候変動対策への機運に結びついていないのが現状です。
JCLPはこの課題に対し、最も暑いこの時期に「暑すぎる夏を終わらせる記念日」を設け、「暑さ」を気候変動の問題として捉え直す社会的きっかけを作ることにしました。この記念日は、未来の世代のために気候危機を止めるという意思を共有し、“社会全体のシステム転換を進めていくための起点”とするためのものです。
そしてこの記念日の特徴は、「なくすため」の記念日であることです。私たち人類が気候変動を止めるという強い思いで行動し、温暖化を止めることができたときに、この記念日をなくすことを目指しています。

竹中工務店からのメッセージと、取り組みのご紹介

竹中グループは2014年からグループ成長戦略に基づいてサステナブル社会実現に取り組んできました。しかし、現在起こっている地球の限界を超えるような劇的変化に対応するため、よりポジティブな影響を意図的に創出する必要があると判断し、地球をより健全で豊かな状態で未来世代に継承する『リジェネラティブ』な考え方に基づき、新たな経営ビジョンを策定し2026年1月より実施していきます。

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竹中グループ経営ビジョン

この経営ビジョンを実現するため、地球温暖化の緩和に貢献するライフサイクルCO2ゼロ建築への挑戦を始めとする重要課題を設定しています。同時に、環境に配慮した建築・サービスの提供や環境負荷低減に取り組み、脱炭素・資源循環・自然共生を統合的に進める方策を「環境戦略2050」として示しています。
竹中工務店は気候変動を自分ごととしてとらえ、JCLPが制定した「暑すぎる夏を終わらせる日」を単なる記念日で終わらせることなく、猛暑を“当たり前”にしないという社会的な意志表示の起点とする趣旨に賛同し、今後も環境戦略2050に添って着実に実行し、より健全で豊かな地球の実現に向けて貢献して参ります。

<記念日制定団体について>

一般社団法人 日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)

脱炭素社会の実現には産業界が健全な危機感を持ち積極的な行動を開始すべきであるという認識の下、2009年に発足した企業団体。幅広い業界から230社超が加盟(2025年8月時点)。加盟企業の売上合計は約160兆円、総電力消費量は約80TWh(概算値)。
2017年より国際非営利組織The Climate Groupの公式地域パートナーとして、日本におけるRE100、EV100、EP100の窓口・運用も担う。