CDP気候変動のAリスト(最高評価)に2年続けて認定気候変動への対応が総合的に評価される

2025年12月11日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:佐々木正人)は、環境情報の開示を推進する国際的な非営利団体であるCDP(本部:英国ロンドン)により、気候変動分野における企業の透明性とパフォーマンスに関するリーダーシップを評価され、CDPが毎年公開している「Aリスト」に2年続けて選定されました。この評価は、当社が、包括的な情報開示を行い、環境ガバナンスの成熟度が高く、環境レジリエンスに向かって意義ある進捗があった世界的なリーダーの一社であることを意味しています。

CDPについて

CDPは、世界で唯一の独立した環境情報開示システムを運営し、毎年何千もの企業の評価を行っています。世界の主要企業に環境対策に関する取り組みや、その情報開示等について質問状を送付し、その回答に基づいて戦略や対応、情報開示等の取り組みについて、「A」、「Aマイナス」から「D」、「Dマイナス」までの8段階で評価し、優れた企業を「Aリスト」として公表しています。2025年は、22,100社を超える企業がCDPのプラットフォームを通じて情報を開示し、そのうち20,000 社がスコアを付与されました。

竹中グループの取り組み

当社グループは、2023年に策定した「環境戦略2050」を2025年4月に改定し、脱炭素社会、資源循環社会、自然共生社会の実現に取り組んでいます。その中で、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、グループ全体を対象としたCO2削減長期目標を設定しています。スコープ1+2※1については、2019年比で46.2%削減する目標において、2024年3月にSBTi※2の認定を取得しています。
当社は、2025年4月に環境方針などの主な方針をグループ共通化し、環境戦略の進捗をグループ会社と連携して把握しています。情報を迅速に開示する体制づくりを進め、2025年4月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に沿った内容を見直して「TCFDレポート2025」として拡充をはかり、CDPの回答へ反映しました。

今後も、竹中グループ一丸となり脱炭素社会の実現に向けたさまざまな取り組みを推進し、気候変動への対応を加速して参ります。

  • ※1スコープ1:直接排出(燃料等)、スコープ2:エネルギー起源の間接排出(電力等)
  • ※2パリ協定が求める水準と整合した、科学的根拠に基づいた温室効果ガス削減目標(Science Based Target)であることを認定する国際的なイニシアティブ