「(仮称)シンゴーハン」プロジェクトにコクヨ・滝澤ベニヤが事業参加~メーカーの知見を活かし、木材活用の可能性拡大を目指す~

2026年4月27日
株式会社Tree to Green
株式会社ソルトターミナル
株式会社竹中工務店
株式会社丹青社
コクヨ株式会社
滝澤ベニヤ株式会社

Tree to Green(本社:東京都渋谷区、代表取締役:青野 裕介)、ソルトターミナル(本社:長野県塩尻市、代表取締役:友保悟郎)、竹中工務店(本社:大阪市、社長:丁野成人)、丹青社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小林統)の4社が設立した株式会社ツミカサネ(代表:青野裕介)に、コクヨ株式会社(本社:大阪市、社長:黒田英邦)、滝澤ベニヤ株式会社(本社:北海道芦別市、代表取締役:瀧澤貴弘)が新たに事業参加することになりました。
ツミカサネは、木曽地域の森林資源を活用した循環型経済の構築を目指す「木曽森林グランドサイクル構想」の中核事業として、合板製造・内装材加工に取り組むプロジェクト「(仮称)シンゴーハン」を、長野県塩尻市および木曽町にて共同展開するにあたり、運営会社として2024年に設立したものです。

事業参加の目的

コクヨ

メーカーとしての知見を活かして、木曽地域の森林資源を活かした商品開発など建築・インテリア・家具分野における木材活用の可能性を拡大することで、森林資源の循環利用を通じた持続可能な社会の実現に貢献する。


滝澤ベニヤ

1936年の創業以来、北海道芦別市などで手掛けてきた広葉樹合・単板の製造・販売のノウハウを本プロジェクトに還元しつつ、商品開発面等で連携することで高付加価値合板の市場開拓を目指す。

   

プロジェクトの概要

株式会社ツミカサネは、旧楢川中学校(塩尻市)の「第一工場」と旧上田小学校(木曽町)の「第二工場」の二拠点体制で事業を推進します。
本プロジェクトでは、これまで有効活用が困難とされてきた小径木を建築・内装・家具に展開可能な高付加価値合板へと再生し、木曽地域における森林資源の新たな価値創造と地域経済の活性化を目指します。

プロジェクト名 :

「(仮称)シンゴーハン」

本社 :

長野県木曽郡木曽町新開6943番地1

代表 :

青野裕介

設立年月 :

2024年9月

事業内容 :

単板および合板の製造・販売

株主構成 :

Tree to Green、ソルトターミナル、竹中工務店、丹青社、コクヨ、滝澤ベニヤ

工場所在地 :

第一工場・塩尻市奈良井1037-3
第二工場・木曽郡木曽町新開1942

 

木曽森林グランドサイクル構想について

竹中工務店は、森林資源と地域経済の持続可能な好循環を「森林グランドサイクル®」と名付け、その構築に向けて、林業事業者・各⾃治体など各方面のステークホルダーと連携を進めています。
木のイノベーションにより、森林資源が建設市場で活用されることで、より活発な経済と資源の循環が期待されます。林産地を中心にこの好循環が起こることで、都市やまちに、よりサステナブルな都市構造への再編を促すとともに、木材需要の創出が林業の復活と森林再生、さらには富と資源の循環につながると考えています。
「木曽森林グランドサイクル構想」は、こうした理念を豊富な森林資源を抱える長野県木曽地域に根差した形で具現化する取り組みです。小径木や未利用材を高付加価値の建材へと変換する流れを構築し、森林の健全な再生、地域経済の活性化、地域材の活用を一体で推進します。
本プロジェクト「(仮称)シンゴーハン」は、その中核を担う合板製造・内装材加工拠点として位置づけられ、木曽から都市への木材流通の起点であり、森と都市の持続可能なつながりを実装するモデルとなることを目指します。

今後の展望

2026年秋の第一工場および第二工場の本格稼働に向けて、現在は施設改修および製造ラインの設計を進行中です。各社は今後も、それぞれの専門性とネットワークを生かし、自社プロジェクトや関係企業への導入を通じて、「森林グランドサイクル」に基づいた建材の普及と実用化を推進していきます。
なお、第一工場の旧楢川中学校については、合板工場に加え、林業や木工などに関わる企業や人の交流・イノベーション施設となる森林ハブ拠点とするべく、塩尻市、塩尻市森林公社、ソルトターミナル、竹中工務店間で取り組みに着手しています。